第4期奨学生向け『入学を祝う会』
日時:2021年4月18日(日)11:00-14:00
“第4期生”の「入学を祝う会」をオンラインで開催しました。
コロナ禍により、一堂に会することはできませんでしたが、オンライン開催としたことで、一人ひとりの自己紹介をしっかりと聴くことができ、新たな出会いに心が弾みました。
新たな入学式のスタイルです。
会の冒頭、先輩奨学生の交流活動のスライドショーを見て、当財団が奨学金支援のみにとどまらず、子どもたちの成長や、つながりを真剣に応援している財団であることを伝えました。各方面から心温まるご祝辞もいただき、奨学生も期待に胸が膨らんだようです。
皆で同じランチセット(※1)を食べながらのオンラインパーティでは、奨学生が一言ずつ挨拶しました。高校3年間の抱負を発表し合い、お互いがとてもよい刺激を受けました。
ファンケルの創業者であり、当財団の創設者・池森賢二の講話では、自身の生い立ちの紹介とともに激励のメッセージがありました。(※2)
「中学卒業後、パン屋の住み込み職人として上京。女手一つで育ててくれた母親を楽にさせたい気持ちでいっぱいだった。皆さんは親御さんと一緒に暮らしていけるだけでも幸せ。これからの3年間、奨学生としてしっかり応援する。立派な人間に成長してほしい」。
「今後も皆さんは人生で嬉しいサービスを受けた時には素直に御礼を言おう。企画をする人、運営をする人は皆、相手から『ありがとう!』と言ってもらえることが励みになり、そうすることで良い連携が生まれ、素晴らしい世の中になる」。(※3) シンプルでありながらも大きな期待が込められたメッセージとなりました。
(※2)講話をする池森賢二理事長
(※3)ファンケル社内に掲示されている「日めくりカレンダー 池森賢二のことば」。
企業文化・風土の礎となっている。
入学祝いのプレゼントは、池森賢二の著書(※4)と電子手帳でした(※5)。
著書は、池森賢二の激動の人生を連載した『私の履歴書』(2019年11月に日本経済新聞連載の全29回)を纏めた冊子(非売品)です。
当財団の設立者であり、4期生の支援者である池森賢二の人物像を知ってほしいという思いが込められています。
(※4)「私の履歴書」
(※5)電子手帳(カシオXD-SX4800WE)
電子手帳はいつでもどこでも4期生を助ける相棒として活用を期待します。
そして、再会できる日を楽しみにしつつ、皆で“手をつないで”集合写真を撮って閉会しました。(※6)
(※6)集合写真
*4期生および保護者の感想より
■保護者
・学校行事はコロナ禍で中止が続いているが、お祝いしてもらいとても感謝している。
・こんなに応援してくださる方がいるんだと実感でき心が軽くなった。
・奨学生に選ばれたことへの感謝とそれを誇りに思う気持ちがわいた。
・採用された事に恥じないような学生生活を送ってもらいたい。
・おしゃれで美味しいお食事に親子共々気持ちが華やかになった。
・金銭面だけでなく精神面、更に友人関係、将来の生き方まで考えてサポートしてもらえることに驚きと感動でいっぱい。
■奨学生
・同期のみんなの志が高く、良い刺激になりモチベーションが上がった!
・4期生の仲間も一つのクラスだと思って、3年間楽しく充実した日々を過ごしたい!
・池森理事長の話に感動した。今の自分たちは十分に恵まれていると感じた。母も涙を流していた。
・これからは感謝の気持ちを大切にし、しっかりと伝えていけるような人間になりたい。
・今後もイベントに参加し、将来は財団に貢献できるような存在になりたい。
・担当顧問に相談できる環境は、母と2人だけで生活している私にとってとても心強い。