『第3期奨学生 オンラインイベント(池森賢二理事長講話・懇親会[ランチ付!])』
日時:2020年11月15日(日)
11月15日(日)に第3期奨学生のオンラインイベントを開催しました。
9月~11月にかけて約5名ずつの懇親会を計14回行いましたが、一堂に会するのは初めてでした。当日は27名の奨学生が参加いたしました。
初めに、先輩(2期生)から激励のメッセージをいただきました。奨学生としての感謝の思いはもちろんのこと、同じ3期生の仲間とこれから共にするイベントがますます楽しみになりました。
次に、ファンケルの創業者であり、当財団の創設者である池森賢二理事長の講話がありました。波乱万丈な“池森物語”に惹きつけられました。
不慮の事故で父親を亡くした幼少期。女手一つで5人の子供たちに育てた母親。教科書代も払えないくらい貧しかった中学校時代。あきらめていた修学旅行に連れて行ってくれた先生の粋な計らい。上京しパン職人として住み込みで働いた中学卒業後。無我夢中に働いたガス会社のサラリーマン時代。独立するも3年で失敗し経験した倒産。背負った借金の返済に明け暮れたクリーニング屋での外交時代。そして正義感で起業したファンケルの誕生秘話を聴きました。
『世の中の“不”の解消をすることがビジネスにつながる。そのために、寝る前に5分間だけ今日感じた“不”(不安・不快・不便・不満)を思い返してみよう』。今まではどこか遠い、自分とは関係のない世界のことのように捉えていた“起業”というものがグッと身近になるお話でした。
(写真左上)講話をする池森賢二理事長
池森理事長の講話後は、予め各家庭に届いたランチセット(※)を食べながら、「講話を聴いて今後の人生にどのように活かしていきたいか」をテーマにグループ毎に意見交換をしました。
*奨学生感想文より
<Aグループ>
・育ててくれている親への感謝の気持ちが沸いた。
・コロナ禍で大変だがピンチの時こそ普段よりも成長できるチャンスがある。
<Bグループ>
・辛い目にあっても嘆かない行動力や創意工夫。勉強するためのモチベーションになった。
・自分に向いているものは何かを考えさせられた。
<Cグループ>
・身近な生活に視点を向け、どうしたら不を解消できるかを考えたい。
・安定を捨ててまで周りの人の生活をよくしたいという気持ちの強さに驚いた。
<Dグループ>
・努力を積み重ねていけば最終的には成功を収めることができると感じた。
・ピンチの時でも明るく前向きかつ積極的に行動する姿勢を持ちたい。
グループワークを通じて着眼点が広がり、有意義な意見交換ができました。
池森理事長の講話、先輩からの激励、そして同じように頑張っている仲間の存在がこれからの高校生活のモチベーションになり、学校では経験できない大満足の1日になりました。