『第1期奨学生のサマーキャンプ』
日時:2019年8月19日(月)~20日(火)
場所:三浦海岸「三浦マホロバマインズ」
第1期奨学生のサマーキャンプを開催し、17名の奨学生が参加しました。
8月19日は朝からうだるような暑さの中、京浜急行三浦海岸駅に集合して、そこから送迎バスに乗り12時には三浦マホロバマインズに到着しました。
食堂で昼食を取った後、最初のプログラム『ボッチャ』 (パラリンピック競技)に挑戦しました。神奈川ボッチャ協会会長の佐塚さんの指導を受けて、ボッチャのルールとやり方を習いました。ボッチャは全員が初めての体験で、白いボールに自分のボールをいかに近づけるかを競うゲームです。やってみると結構難しい!グループに分かれて対戦です。簡単なようで思い通りのところになかなかいかず、とても盛り上がりました。この体験で、パラリンピックのボッチャが楽しみになりました。
次はSDGsのカードゲームです。SDGsは持続可能な開発目標と訳されていますが、経済活動と環境問題、及び社会問題をどう両立させて持続可能な社会を目指すかを考えるものです。最初のゲームでは経済活動を重視してしまい、環境及び社会問題をなおざりにしてしまいました。次のゲームでは環境問題や社会問題を多少は配慮した経済活動を行う結果になりました。経済活動と環境問題及び社会問題を両立させる難しさを実感しました。
夕食前の自由時間。歩いて5分ほどの海に散歩に行ったり(坂道なので帰りは8分ほど)、風呂に入ったり部屋でおしゃべりしたりと各自自由時間を楽しみました。
17時30分、お待ちかねの夕食はバイキングです。三崎名物のマグロの刺身もある豪華な夕食でした。
夕食後20時30分から「月とカヌー」を主宰する鈴木たくみさん、よしこさん夫婦のお話を聴きました。自由奔放な生き方とその行動力に驚かされました。家は現在手づくり中とのこと。常識にはとらわれないけれど人とのご縁は大切にする生き方に新鮮さを感じました。
22時30分には就寝の予定でしたが、鈴木さん夫婦の部屋で10名ほどの奨学生が24時までSDGsの話題などで熱く語り合いました。
翌朝も良い天気で、朝風呂は気持ち良かったです。
7時30分に朝食バイキングを食べ、9時からエリザベス先生の指導でヨガを習いました。英語でヨガとのことでしたが、日本語交じりの優しい英語で助かりました。
11時からは昨年SDGsの総理大臣賞を受賞した、食品ロス対策に取り組む日本フードエコロジーの高橋社長からSDGsを実際に行っている現場の話を聴きました。ゲームでは難しいと感じたことを実際の企業がアイデアで克服していることに感心しました。
12時からの昼食はカレーバイキング。4名の奨学生のテーブルに引率した先生方が1名ずつ入り、奨学生との会話も楽しみました。
昼食後ホテルの貸し切り送迎バスで帰路に着きました。部屋は広く食事も美味しくて大満足の2日間でした。
*奨学生感想文より
「私は去年のサマーキャンプには参加できなかったので不安だったが、この2日間で色々な事を経験して、他の人とも仲良くなれたのでとても楽しかった」
「ボッチャはやり方はシンプルだけど、白いボールに近づけるのが思っていたよりも難しくて、負けた時はとても悔しかった。やる時だけでなく見ている時も楽しくて、皆が一緒に楽しめるすごいスポーツだと思った」
「様々なプログラムが用意されていて、とても充実した2日間になった。食事も豪華だし、部屋もきれいだった」
「清里に行った時よりも皆の名前を覚えて、いろいろお話をしたり、SDGsについて楽しく学ぶこと、いろいろな視点で社会について考えることができたり、ボッチャという競技を覚え楽しんだりすることができ、とても充実した時間を過ごすことができた」